ウレタン防水の塗り替えタイミングは？劣化サインをご紹介

ウレタン防水とは、ベランダやバルコニー・陸屋根の屋上などに行う防水工事のひとつです。

ウレタン樹脂を液体状にしたものを「密着工法」または「通気緩衝工法」という方法で施工します。

詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
>>聞いたことあるけれど分からない、ウレタン防水とは？

ウレタン防水の塗り替えタイミングは、トップコートが5年ごとの塗り替えを推奨しています。

防水層は、耐用年数が15年ほどなので、12~15年くらいを目処に塗り替えを行ったほうが良いでしょう。

また、ウレタン防水の状態によって、塗り替えをしたほうがいいタイミングがありますので紹介します。

表面のひび割れは、防水層の保護の役割をしているトップコートのひび割れの可能性が高いです。

トップコート自体に防水機能はなく、ウレタン防水層を太陽の紫外線から守るためだけのものです。

そのためトップコートは劣化しやすく、変色するので、5年ごとのトップコートの塗り替えメンテナンスが推奨されてます。

屋根やベランダを見たときに髪の毛一本分くらいの細いひび割れが複数あれば、一度、業者に見てもらった方が良いでしょう。

放置していると、トップコートが剥がれて、防水層が剥き出しになってしまい、防水層の劣化が進んでしまいます。

防水層まで割れているケースでは、いくつかの原因が考えられます。

・地震の影響によるもの
・下地処理がしっかり行われていない
・防水工法が合っていない
・防水層の劣化

この場合は補修をしないと、防水層の割れから水が侵入する恐れがありますので、早めの対策を行いましょう。

そうすることで雨漏りを未然に防げます。

防水層の浮きや膨れは、下地に水分が含まれているときに表れる劣化症状です。

そのため、どこかから雨漏りしている可能性が高く、下地も腐食しているかもしれません。

劣化症状としては赤信号なので、すぐに業者を探して施工してもらいましょう。

また、防水工事をしてすぐにこの症状が出る場合は、施工不良の可能性があるため、施工した業者に問い合わせてみましょう。

今回は、ウレタン防水の塗り替えタイミングについて紹介しました。

耐用年数はあくまで目安で、住宅の立地や周りの環境によって変わります。

目視でみたときに、今回紹介した以外でも気になることがあれば、業者にお問い合わせしてみることをおすすめします。