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寄棟屋根とは?各名称と方形屋根との違い教えます!

この記事の目次

寄棟屋根とは

大棟に向かって隅棟が寄せられている屋根のことを寄棟屋根(よせむねやね)と言います。

切妻屋根と並び日本の住宅で多い屋根の形です。

その理由として、安定感のある落ち着いた雰囲気と和風でも洋風でも適用できる形をしており、複雑な形にもできるため幅広く採用されています。

また、建築物には建築基準法という法令があり、その中の斜線制限(隣地斜線制限や北側斜線制限)で有利になりやすいというメリットがあります。

他にも雨や雪を分散させることができたり、軒先が4方向にあるため外壁を太陽から守ることもでき、風にも強い屋根の形状になります。

寄棟屋根の弱点としては、コスト面や屋根裏のスペースが取りにくいことなどが挙げられますが、特に注意したいことが雨漏りリスクです。

ここでよくある疑問 〜方形屋根との違い〜

お寺などの建築物でよく見られる屋根の形で、方形屋根(ほうぎょうやね)があります。

一見、寄棟屋根と同じように見える方形屋根ですが、よく見ると寄棟には大棟がありますが、方形には大棟がありません

そのため、屋根の頂点から4方向に傾斜がある屋根のことを方形屋根といいます。

寄棟屋根の各名称

寄棟屋根は以下の4つから造られています。
大棟 ▶ 屋根の頂点にある水平に造られている部分(屋根の繋ぎ目)
隅棟 ▶︎ 大棟から軒先まで斜めに降りている棟のこと(屋根の繋ぎ目)
軒先 ▶︎ 屋根の先端で外壁よりも出ている部分
軒天 ▶︎ 軒先の裏の天井部分
このように寄棟屋根は造られていますが、この中で雨漏りの原因となりやすい箇所大棟・隅棟になります。
この2つに共通していることが屋根の繋ぎ目部分であることと、風の影響を受けやすいということです。

大棟と隅棟を造っている建材はほとんど棟板金が多いですが、瓦の場合は棟瓦を使用しています。

この部分が風の影響や経年劣化で釘が浮いてしまったり、釘が外れて取れそうになってしまったりすると、そこから雨水が入って、雨漏りが発生するというケースが多くあります。

棟板金の補修や交換には足場が必要になります。

棟板金を直すためだけに足場を建てるのは、勿体ないと感じる方もいるかもしれませんが、破損した原因が台風などの自然災害によるものでしたら、火災保険が適用される可能性が高いですので、そちらを利用してみるのも一つの方法かもしれません。

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