crossorigin="anonymous"> 屋根の妻ってどこのこと?【切妻屋根】 | 屋根修理のことなら|屋根修理コム

屋根の妻ってどこのこと?【切妻屋根】

住宅には様々な名称がありますが、一般的に認知されていないものがたくさんあります。

日常生活を送るうえで必要がないから、認知されていないと思うのですが、

いざリフォームしたい!修理したい!と思っても、

業者になんて伝えたらいいか分からないという方や
説明したけどうまく伝わらなくて困ってしまった
どうせ伝わらないからいいやと諦めてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

また、業者の人間が使った言葉に対して、よく分からないまま進めてしまって、とんでもないことになってしまったというご相談も過去に何件もありました。

何を言っているか分からないと、不安になったり、不信感に繋がるため、そのような方からの調査依頼も多いのが現状です。

しかし、業者が言っている言葉の意味を聞いてみると、実はそんなに難しいことは言っていなかったりします。

この記事の目次

妻って?

その中の一つに「妻」という言葉があります。

建物の棟の両端の壁のことを「妻壁(つまかべ)」、あるいは「妻(つま)」と呼びます。

妻は「端」の意味でその昔、女房は部屋の端にいることが多かったから、その語源になったと言われています。

ちなみに妻は刺身に添えられる大根の細切りのツマと同じで端にあるもの、端に添えられるものという意味だそうです。

なんとも日本らしい話ですね。

切妻屋根

妻という言葉が入っている屋根の名称では「切妻屋根」があります。

切妻屋根と聞くと独特な名前のように聞こえるかもしれませんが、切妻の妻という字は、屋根の端の部分を意味しています。

この端の部分を切った形をしていることから、この切妻屋根という名前が付いています。

古くからある屋根の形状の一つであり、このような屋根を切妻造と呼んでいるところもあります。

わかりやすいもので言えば伊勢神宮出雲大社などがこれに該当します。


本を開き、四角に覆い被せた形の屋根の形状が切妻屋根ですが、部位ごとにも名称がつけられています。
屋根の一番上の頂点の部分に当たるもの。
雨が入らないようにする役割があります。
鼻かくし
屋根の垂木を隠すから、鼻かくしと呼ばれています。
屋根の端の側面の雨樋をつける部分のこと。
横や下からの雨風を分散させて吹き込みなどを防ぐ役割があります。
ケラバ
外壁からはみ出た屋根の部分のこと。
外壁への雨や直射日光・紫外線を防ぐ役割があります。
破風
吹いてきた風を破るから破風と呼ばれています。
屋根の妻側の端の部分のこと。
横や下からの雨風を分散させて吹き込みなどを防ぐ役割があります。

切妻屋根のメリット

■ 価格が安い
切妻屋根のメリットとしては、価格が安いことが最大のメリットです。

形状がシンプルなので材料費や人件費など施工にかかる費用を安く抑えることができます。

住宅にかけるコストをできる限り安く抑えたいと考える方におすすめの形状の屋根といえるでしょう。

施工できる会社も多いことから、依頼する業者の幅も広がります。
■ 工期が短い
シンプルな形状なので工期が短いことも嬉しい特徴のひとつです。

勾配に関係なく、三角の形が作れれば、他の屋根の形と比べて工事の期間は少なく済ませることができます。

自宅を建築中に出来る限りホテルなどへの滞在費を削減したいという方にもおすすめです。
■ 雨漏りしにくい
雨漏りの原因の一つとしてあげられるのが、棟(屋根と屋根の接合部分)です。

この棟が多くなればなるほど、雨漏りのリスクは上がります。

しかし、切妻屋根は棟が一つしかないので、雨漏りがしにくいです。

さらにもし、雨漏りをしても雨水の侵入場所が特定しやすいためメンテナンスもしやすくなります。
■ 換気がしやすい
さらには換気がしやすいこともメリットです。

室内の構造が左右均等な三角になるので風通しもよく換気がしやすくなります。

また、屋根が三角の形をしているため、その下に通気口を設置することも出来ます。

昔ながらの三角の形をした屋根裏部屋を作ることもでき、湿気がこもりにくいので子供部屋にするのも一つの手段です。
■ そのほか
・ソーラーパネルを設置しやすい
・屋根に積もる雪の量を調節できるなど

切妻屋根のデメリット

■ 個性が出しにくい
デメリットにあげられることは、個性が出しにくいことです。

シンプルな形状はメリットにも当たりますが、その一方で個性は出にくくなるでしょう。

デザインにこだわりを持ちたい人には、あまり向いていないかもしれません。
■ 妻側の外壁の劣化が早い
屋根がかかっていない妻側の外壁に紫外線や雨が当たりやすいこともデメリットです。

一方にだけ日光が当たり続けることになるため、片方だけ劣化が早まる可能性が考えられます。

劣化状況に応じてメンテナンスの頻度を分ける必要が出てくるでしょう。

日当たりが悪い部分は結露が溜まりやすくなり、建材が劣化しやすい為、十分な注意が必要です。

まとめ

・妻は「」の意味

・屋根の名称では「切妻屋根」がある

端の部分を切った形をしているから「切妻」という

・切妻屋根には「 」「 鼻かくし 」「 ケラバ 」「 破風 」がある
用語の意味を知っていることで、業者と対等に話すことができ、業者との意思疎通がより良いスムーズになります。

そして、知識持ってるよと業者に見せるだけで、騙すつもりで近寄ってきた業者は、

下手なこといえない・・やばいかもしれない・・と、嫌がり、業者側から引いてくれます。

知らぬうちに悪い業者を撃退することにも繋がります。

自分を守るため、知識をつけて、より良いリフォームにしましょう。

お問い合わせ

屋根修理コムでは、「お見積りをもらったけれど適正価格かどうか調べたい」「屋根修理にどのくらい費用かかるのか相談したい」など中立な立場から査定・ご提案させていただきます。