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【ウッドショック】木材不足で家が建てられない!?

この記事の目次

ウッドショックとは?

現在、建築途中の家やこれから家を建てようと思っている方、リフォームを検討中の方は、これから先、工期が遅れたり、価格が上がる可能性があります。

現在、業界内で深刻な状況に陥っています。

木材の急激な値上がりによって木材が買えなかったり、木材を運ぶためのコンテナが足りないため、日本に木材が入ってこない状態にあります。

この状態を業界内では【ウッドショック】と呼んでいます。

実際にアメリカのSPF材が3ヶ月で2倍に上がったり、屋根の垂木や天井の下地材に使われる材料不足による価格高騰など木材に関する価格が上がっています。

SPFとは、スプルース(トウヒ)・パイン(松)・ファー(もみの木)のことでその頭文字を取ってSPFと呼ばれており、建築工法の一つであるツーバイフォーの材料になる木材です。

この深刻な状況に木材を製材している材木屋では、HPや工務店に対して「この先、材料が入ってくるか不明確なので新しい受注ができない」とのお知らせを出しています。

日本に木材が入ってこない理由【アメリカの住宅ブーム】

日本に木材が入ってこない理由にアメリカの住宅ブームがあります。

今年3月の住宅着工件数は174万戸で、2006年以来の高水準となっています。

コロナの感染拡大により、アメリカでも在宅勤務となったことで郊外に住む家を求める人が増えました。

簡単にまとめると、このような状況が今のアメリカの住宅市場です。
住む家を求める人が増える → でも家が足りないからたくさん建てる → 材料が足りなくなる
コロナ前は、アメリカでの住宅の需要が少なく、余った木材を日本に買ってもらっていましたが、現在ではアメリカでの需要が増加したため、日本に木材を出せないという状況になります。

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日本に木材が入ってこない理由【コンテナ不足】

2つ目の理由は、コンテナ不足によるものです。

去年の4月〜6月は世界的に流通が止まったため、コンテナも一時的に動かなくなりました。

しかし、世界的な巣ごもり需要の拡大でアメリカにたくさんの品物が届けられるようになりましたが、荷物を運ぶドライバーなどの人員不足により、処理しきれず、コンテナが港に山積みになっている状態になっています。

そのため、コンテナの数が足りなくなり、コンテナ以外で原木を運ぶ方法がないので、日本に木材が入ってこないという状況になります。

日本に木材が入ってこない理由【価格の高騰】

アメリカや中国の木材の需要が増えたことにより、木材の価格が高騰しました。

高い価格で売られている木材でも、需要が高く、経済も回復しているアメリカや中国に木材を買われてしまうので、日本に木材が入ってこないというのも要因の一つとなります。

まとめ

様々な要因が重なって【ウッドショック】という状態が発生しています。

この状況がいつまで続くのか分からないため、業界内では不安の声が高まっています。

現在はまだ消費者に対しての影響は少ないですが、今後、工期の遅れや価格が上がる可能性が高いです。


参考記事:オイルならぬ「ウッドショック」木材不足で戸建てピンチ

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