ウレタン防水のトップコート塗り替えでおすすめは？

トップコートとは、ウレタン防水工事の最後の工程で塗る塗料になります。

ウレタン防水層を太陽の紫外線などから保護するために使用し、定期的に塗り替えることにより、ウレタン防水層の劣化速度を抑えることができます。

塗り替えの目安としては、5年くらいを目処にメンテナンスを行うと良いでしょう。

それ以外にも表面に髪の毛1本分くらいの細いひび割れのようなものが複数表れるようでしたら、業者にみてもらうことをおすすめします。

知られていないのですが、ウレタン防水のトップコートは「アクリルウレタン」と「フッ素」の2種類があります。

一般的に多く使われているトップコートで、主成分にアクリルウレタン樹脂が使われている塗料になります。

耐用年数は3~5年になるため、5年くらいで塗り替えを検討すると良いでしょう。

アクリルウレタンの中でも遮熱効果があるトップコートには、太陽光を反射させる働きがあるため、夏の暑苦しさを軽減させることが可能です。

夏の暑さに悩まれている方は、遮熱効果のあるトップコートを選ぶことをおすすめします。

・プルーンフロンGRトップ
・エクセルトップ
・弾性トップ14
・タケシール#3000トップコート
・水系ソフトトップコート AＵ遮熱型
・サラセーヌT

主成分にフッ素樹脂が使われている塗料になります。

高耐候性で太陽の紫外線や雨などの過酷な状況の中でもウレタン防水層を守ってくれます。

耐用年数は10年と長いですが、その分、工事費用も高くなるので躊躇されがちな塗料になります。

費用とメンテナンスの回数を比べて、納得できれば、フッ素塗料の方がアクリルウレタンよりも性能が良いのでおすすめです。

・プルーンフロンGRトップフッ素
・フッ素スーパートップ
・TJフッ素
・TJフッ素サーモ

今回は、ウレタン防水のトップコート塗り替えでおすすめな塗料について紹介しました。

トップコートはウレタン防水層を太陽の紫外線などから保護するという重要な役割があります。

その役割を果たすための性能だけをみていうなら、フッ素系のトップコートがおすすめです。

ただ、費用面で高くなってしまうことと、トップコートの種類にフッ素があることを知らない方が多いということもあり、アクリルウレタン系が一般的になっています。

アクリルウレタン系のトップコートを選ぶなら、遮熱効果があるものを選んだ方が快適に過ごすことができるでしょう。