
近年、人気が高まっているガルバリウム鋼板ですが、この屋根材には、縦葺きと横葺きという工法があります。
今回は、それぞれメリット・デメリットを見ていきながら、どっちが良いのか比較していきたいと思います。
今回は、それぞれメリット・デメリットを見ていきながら、どっちが良いのか比較していきたいと思います。
この記事の目次
縦葺きとは
縦葺きは、軒先に向かって縦に屋根材を敷いていく工法です。
分かりやすい例えとして、形状が縦縞(ストライプ)に見えるとよく言われています。
縦葺きの屋根は、縦方向にしっかりとラインが延びている姿が美しいです。
シンプルな仕上がりになるので、シンプルな住宅やモダンな雰囲気の住宅との相性が良いです。
シンプルな印象で住宅全体の雰囲気が仕上げられるようになるので、どんな外壁材とも相性が良く、自由に選択することができます。
重力によって雨水や雪などがスムーズに下方向 ( 軒先 ) に流れていく上に、途中でせき止めるような作用をする物もないので、雨漏りしにくいです。
そのため、縦葺きは0.5寸(5/100)以上の緩い傾斜でも施工が可能になっています。
また傾斜が緩い屋根は、屋根面積が小さくなるため材料費も抑えることができ、施工期間も早いです。
工事費を抑えて、工事も早く終わらせて欲しい方へはおすすめの施工方法になります。
ただ、縦葺きで使用する部材は、工場で加工した長い一枚物になるので、複雑な屋根の形状には使うことが難しいです。
分かりやすい例えとして、形状が縦縞(ストライプ)に見えるとよく言われています。
縦葺きの屋根は、縦方向にしっかりとラインが延びている姿が美しいです。
シンプルな仕上がりになるので、シンプルな住宅やモダンな雰囲気の住宅との相性が良いです。
シンプルな印象で住宅全体の雰囲気が仕上げられるようになるので、どんな外壁材とも相性が良く、自由に選択することができます。
重力によって雨水や雪などがスムーズに下方向 ( 軒先 ) に流れていく上に、途中でせき止めるような作用をする物もないので、雨漏りしにくいです。
そのため、縦葺きは0.5寸(5/100)以上の緩い傾斜でも施工が可能になっています。
また傾斜が緩い屋根は、屋根面積が小さくなるため材料費も抑えることができ、施工期間も早いです。
工事費を抑えて、工事も早く終わらせて欲しい方へはおすすめの施工方法になります。
ただ、縦葺きで使用する部材は、工場で加工した長い一枚物になるので、複雑な屋根の形状には使うことが難しいです。
瓦棒葺きと立平葺き
縦葺きには、同じストライプのような形状でも施工方法が違った瓦棒葺きと立平葺きというものがあります。
防水シート(ルーフィング)を貼る作業までは同じです。
防水シート(ルーフィング)を貼る作業までは同じです。
【 瓦棒葺きの場合 】

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瓦棒と呼ばれる棒を455mm間隔で屋根に取り付けます。
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端を立ち上げた(上方向に折り曲げた)板金を棒の間に置いていきます。
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全て置いたら、瓦棒の部分に専用の板金を嵌めて、ビスなどで固定します。
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【 立平葺きの場合 】

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1枚の屋根材を置き、ビスで固定します。
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2枚目の屋根材を1枚目の屋根材に重ねたら、接合部を嵌めていきます。これを繰り返します。
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この後は、どちらも同じく棟板金の取り付けや軒先やケラバの折り曲げ、雨仕舞いなどの工程をへて完成になります。
紹介した施工方法でも分かる通り、瓦棒葺きの場合は瓦棒という木材を入れているので、雨水が入ると腐食してしまう可能性があります。
この部分が腐食した状態で強風に煽られると屋根の一面が取れてしまいます。
現在では、雨水が軒先から入ってくることが分かっているので、軒先から雨水が入らないよう板金加工をして雨水が入らないように工夫している業者もいるようです。
立平葺きの場合は、木材を使わない代わりに板金が折り曲げ加工されており、その部分を嵌め込むだけで良いので施工が容易です。
そのため工期も短く、費用も抑えられるので、縦葺きをするなら立平葺きをおすすめしたいです。
紹介した施工方法でも分かる通り、瓦棒葺きの場合は瓦棒という木材を入れているので、雨水が入ると腐食してしまう可能性があります。
この部分が腐食した状態で強風に煽られると屋根の一面が取れてしまいます。
現在では、雨水が軒先から入ってくることが分かっているので、軒先から雨水が入らないよう板金加工をして雨水が入らないように工夫している業者もいるようです。
立平葺きの場合は、木材を使わない代わりに板金が折り曲げ加工されており、その部分を嵌め込むだけで良いので施工が容易です。
そのため工期も短く、費用も抑えられるので、縦葺きをするなら立平葺きをおすすめしたいです。
■ おすすめ屋根材

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ICたてひら スタンビー TL-455
https://www.inagakishoji.jp/yane-zyutaku |
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シンプルデザイン屋根 立平333
http://www.jfe-kouhan.co.jp/products/metal_roof/tatehira333.html |
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横葺きとは
横葺きは地面に対し屋根材を平行に敷いていく工法です。
分かりやすい例えとして、形状が横縞(ボーダー)に見えるとよく言われています。
展開されているデザインが豊富なため、個々の好みや住宅に合わせて選びやすいです。
豊富に展開されているデザインの中にはフラットな形状や曲線なども存在しているので住宅の屋根の形が独自性が高く、容易に対応できます。
そのため、一般住宅はもちろんですが神社などにも使用されており、洋風の住宅にも使用されているので、目的に応じて選んだり、外観を簡単に大きく変えたい時にも選ばれます。
横葺きは、3.0寸(30/100)以上でないと施工ができません。
もし、3寸以下の傾斜の屋根に施工すると雨水が逆流し、雨漏りのリスクが高くなります。
分かりやすい例えとして、形状が横縞(ボーダー)に見えるとよく言われています。
展開されているデザインが豊富なため、個々の好みや住宅に合わせて選びやすいです。
豊富に展開されているデザインの中にはフラットな形状や曲線なども存在しているので住宅の屋根の形が独自性が高く、容易に対応できます。
そのため、一般住宅はもちろんですが神社などにも使用されており、洋風の住宅にも使用されているので、目的に応じて選んだり、外観を簡単に大きく変えたい時にも選ばれます。
横葺きは、3.0寸(30/100)以上でないと施工ができません。
もし、3寸以下の傾斜の屋根に施工すると雨水が逆流し、雨漏りのリスクが高くなります。
横葺きの種類
横葺きには、長尺横葺き・定尺横葺き・一文字葺き・段葺きというものがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
長尺横葺き
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屋根の形に合わせたピッタリな寸法で屋根材を発注し、施工をします。
長物になるため、住宅が密集しているような場所では施工が難しい場合があります。 見た目は、つなぎ目が薄くフラットなのでスッキリと洗練されたイメージになります。 |
定尺横葺き
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一定の長さの屋根材を端から端まで横に繋げて施工します。
継ぎ目があまり目立たないため、見た目は長尺横葺きと大きな差はありません。 |
一文字葺き
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継ぎ目の位置に規則性を持たせた工法で、上下で千鳥配置になるように施工します。
屋根のデザインをこだわったものにしたい方へおすすめです。 |
段葺き
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板金の端に立ち上がりをつけ、上が高く下が低くなるように施工します。
屋根材同士のつなぎ目に段差がある立体的で重厚なイメージになります。 |
■ おすすめ屋根材

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まとめ
いかがだったでしょうか?
それでは、まとめてみましょう。
縦葺きは、軒先に向かって縦に屋根材を敷いていく工法で、見た目がストライプに見えるもの。
メリットは、雨漏りのリスクが少なく、緩い傾斜でも施工が可能。
横葺きは、地面に対し屋根材を平行に敷いていく工法で、見た目がボーターに見えるもの。
メリットは、デザインが豊富で複雑な屋根の形にも対応できる。
さて、どちらがあなたの理想を叶えてくれそうな屋根でしょうか。
縦葺き・横葺きでそれぞれ外観の見え方や呼び方が異なるだけではなく持っている機能性や強み、特徴なども異なります。
各々の特徴をよく理解して、あなたの理想に合った方法を選択していただければと思います。
それでは、まとめてみましょう。
縦葺きは、軒先に向かって縦に屋根材を敷いていく工法で、見た目がストライプに見えるもの。
メリットは、雨漏りのリスクが少なく、緩い傾斜でも施工が可能。
横葺きは、地面に対し屋根材を平行に敷いていく工法で、見た目がボーターに見えるもの。
メリットは、デザインが豊富で複雑な屋根の形にも対応できる。
さて、どちらがあなたの理想を叶えてくれそうな屋根でしょうか。
縦葺き・横葺きでそれぞれ外観の見え方や呼び方が異なるだけではなく持っている機能性や強み、特徴なども異なります。
各々の特徴をよく理解して、あなたの理想に合った方法を選択していただければと思います。
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