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ストレート葺き?スレート葺き?何が違うの?

ストレート葺きとスレート葺きに明確な違いはありません。
どちらも同じ屋根の葺き方の一種です。
一般的には、スレート葺きと呼ぶことが多いです。

この記事の目次

スレートとは

色々な種類がある屋根材の中にはスレートという種類もあり、厚さが薄いのに加えてフラットな形をしてるのが特徴的です。

様々な住宅に使用されています。

日本においては、都心部の住宅で使用されている事例が多いのですが、世界的に見ても使用されている事例が多いヨーロッパにおいてはお城などで採用されています。
お城に使用されているスレートは、天然スレートと言い、主な素材は天然石になります。

天然スレートは、天然石を使用しているため、とても耐久性が高い上に色褪せる事もありません。

日本だと、東京駅の屋根に使用されている屋根材です。

ヨーロッパのお城では天然スレートが使用されていますが、日本で使用する場合、海外からの輸入となります。

希少性の高い天然素材で、加工に高い技術力が必要となるため、価格も高く、一般的な住宅で天然スレートを使用されている屋根は少ないです。

また、天然スレートは素材が石のため重く、地震が多い日本では耐震性に影響が出るため採用されにくいです。

そのため、日本の住宅では、重みで住宅に負担を掛けないようにセメントで作られた化粧スレートが一般的に使われています。

化粧スレート とは言わず、「カラーベスト」「コロニアル」「スレート瓦」と呼ぶ業者もいます。

化粧スレートの特性としては、大変軽いため耐震性が高く、現在販売されているスレートにはアスベストは含まれていません。

※2006年以前はアスベストが入ったスレート(石綿スレート)がありましたが、アスベストによる健康被害が問題となり、
労働安全衛生法にて、職場における労働者の安全と健康の確保を目的として、アスベストを重量の0.1%を超えて含有する製剤等の製造、輸入、使用等の禁止、建築物の解体等の作業における労働者へのアスベストばく露防止措置等を規定しています。

引用URL:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/Q&A/index.html#a14


また化粧スレートには、平板厚型波型という様々な種類があるため、どのような屋根の形でも使用することができます。
平板
平板は名称通りフラットかつ厚みが薄いタイプです。
戸建て住宅の多くで使用されているので目にした事がある方が多かったり、生活をしているお宅が平板を採用している事例も多いです。
厚型
厚型は平板よりも厚みを与えて作られたタイプです。
形状についても瓦屋根に使用されている瓦によく似ているのが特徴です。
波型
波型は波のような形に形成されているタイプです。
住宅よりも工場の屋根などに使用されていることが特に多いです。

メンテナンス方法と目安

スレートの耐用年数は約20年〜30年くらいで、多くの住宅に使用されていることもあり、廃盤も少ないです。

軽量・施工がしやすいため費用も安価に抑えられます。

ただし、アスベスト入りのスレートを葺き替えする場合などは、処分費が通常の10倍に跳ね上がるので注意が必要です。

リフォームの方法は、塗装・カバー工法・葺き替えができます。

塗装の場合10年〜15年ごとの塗り替えメンテナンスが必要となります。

カバー工法は、20年を過ぎて、費用を抑えたい場合は考えてもいいでしょう。

葺き替えは、スレートの耐用年数が約20年〜30年のため、それまで一度もメンテナンスをしていない場合は劣化が進んでいるため葺き替えをおすすめします。

また。屋根材自体の耐用年数は長いですが、屋根材の下にあるルーフィングや野地板などの下地の劣化が始まるのが大体10~15年くらいなので、理想としては10年毎のメンテナンスまたは定期調査をおすすめ致します。


そのほかにもこのような状態になったら、業者に連絡して、調査を依頼しましょう!!
スレートの割れ・欠け
直射日光や雨、温度変化などの環境の影響と台風などの強風で飛来物が飛んできて割れてしまうことがあります。
後者の台風などの自然災害でスレートが割れてしまったり、壊れてしまった場合は、火災保険で申請することができます。
スレートの割れを放置すると、雨水が侵入する原因となり、雨漏りへ発展する可能性が高いので、早めに対策をしましょう。
コケやカビ
表面にコケやカビが生え始めたら、それは水はけが悪くなっている証拠です。
水はけが悪いということは、スレートの下にある下地の状態が悪くなっている可能性があります。
棟板金の劣化
スレート葺きをしている家には必ず棟板金があります。
棟板金とは、屋根の頂点に被せる金属の山形の板のことです。 これがないと屋根の頂点から雨水が入ってしまうため、重要な部分です。

その棟板金は、釘で固定されていることが多いです。この釘は10年〜15年くらいで浮いてきたり、外れたりすることがあります。
釘だけで固定されているため、その釘が外れると棟板金自体が取れてしまいます。
取れた金属の板が屋根から落ちてくると考えると・・怖いですよね。

そんな状況にならないように塗装するタイミングやスレートの割れを補修する時など、業者にお願いして、見てもらうようにしましょう。

経年劣化以外でも、台風などの強い風に弱い一面があるため、そのような自然災害で壊れてしまった場合は、火災保険が適用されます。

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