シリコン塗装とは？どんなメリットとデメリットがある？

シリコン塗装とは、アクリルシリコンという合成樹脂が主成分の塗料で屋根や外壁の塗装をすることです。

シリコン塗料とアクリルシリコン塗料という2つが存在しているため、混乱される方も多いかと思いますが、アクリルシリコンもシリコンも同じ種類になります。

呼び方として、アクリルシリコン塗料をシリコン塗料と略しているだけになります。

特徴として、600℃前後でも耐えられる耐熱性や耐水性、耐候性に優れた塗料で耐用年数は8~15年、単価が2,000〜3,500円/㎡くらいになります。

耐用年数と価格のバランスが取れているため、最も使われている塗料になり、今ある商品のシリコン含有率は低くて20％以下、高くて45～65％程度です。

シリコンの含有率が高ければ高いほど、耐久性も高くなりますが、その分価格も高くなります。

シリコンで塗装をすることで光沢やツヤのある仕上がりになり、セラミック成分が配合されていることが多いため、汚れがつきにくく、美しさを保てます。

仮に汚れてしまっても、セラミック成分がコーティングの役割を果たしてくれているので、簡単に落とすことが可能です。

湿気を通しやすいため、内部結露が発生しづらく、カビや藻が発生しにくいです。

最も使われている塗料になるため、種類も多く、選択肢の幅が広いということも嬉しいメリットです。

シリコンで塗装をする場合、耐用年数が8~15年くらいなので、目安として10年毎くらいの塗装メンテナンスが必要となります。

そのため、価格は高くても耐久性や塗装メンテナンスの頻度の方が重要という方には、向いていないかもしれません。

シリコンの性質上、他の塗料よりも乾燥したあとの塗膜が硬いため、ひび割れが発生しやすいです。

また撥水性があることにより、密着度が低いため、うまく塗膜が付着しないことがあります。

これを解決するためには、シリコン塗料に適した下地を塗ることが必要となり、実績のある経験を積んだ職人がいる業者に依頼をしたほうがいいでしょう。

・シリコン塗装とは、シリコンの塗料で屋根や外壁の塗装をすること
・シリコン塗料は、600℃前後でも耐えられる耐熱性や耐水性、耐候性に優れた塗料
・耐用年数と価格のバランスが取れているため、最も使われている塗料
・目安として10年毎くらいの塗装メンテナンスが必要
・取り扱いが難しいため、実績のある職人がいる業者に依頼をしたほうが良い