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セキスイかわらの問題点と解決方法を教えます!

この記事の目次

セキスイ瓦といえば

セキスイかわらUが思い付く人がいるのではないでしょうか。

それもそのはず、セキスイかわらUは全国で50万棟以上の施工実績のあるセメント瓦です。

セキスイかわらUには、アスベストが含まれたものと含まれていないものがあります。

1970年に販売されたセキスイかわらUは、アスベストの含有量は10~15.7%で耐久性の高いセメント瓦でしたが、アスベストの問題が深刻化したことを受け、1990年にアスベストを含まないセキスイかわらUを販売しました。

セキスイかわらUの問題

しかし、ここで問題が起こりました。

アスベストを含まないセキスイかわらUが一般的な屋根材よりも弱くて脆かったため、たった数年で塗装が剥離し、ヒビ割れ、屋根の上に上がるだけで簡単に割れてしまうほどの状態になってしまいました。

その要因として、それまでにアスベストを含めないセメント瓦での実績がなかったこと・試験がしっかり行われていなかったことなど、アスベスト問題に対して早急に対応しようと、販売を急いでしまったことが裏目に出てしまった結果となりました。

現在は、販売されていませんが、アスベストが含まれていないセキスイかわらUが屋根材として使われている住宅はまだあります。

セキスイかわらUの屋根を見てみると、このような状態になっていることが多いです。
・表面の塗膜が剥がれている
・白く変色している
・水分を含みやすくなり苔が生える
・細かいヒビ割れなどが複数ある
・瓦の上を歩くと簡単に割れてしまう
※白く変色しているように見えるのは、表面の塗膜が剥がれて、中の基材が見えてしまっている状態です。

解決方法はある?

このような状態を解消するには、葺き替えるしか方法はありません。

屋根塗装という方法もなくはないですが、屋根塗装をするには高圧洗浄が必要です。

セキスイかわらUに高圧洗浄をすると、余計に悪化してしまう上、作業時に瓦を踏むことすらできないため、屋根塗装は現実的な解消方法としておすすめできません。

大手メーカーの日本ペイントもセキスイかわらUは塗装不可の屋根材と設定しています。

そのため、セキスイかわらUが屋根に使われている住宅は、早めの葺き替えをおすすめします。

また、セキスイかわらUにはアスベストが含まれているものもあります。

アスベストが含まれているセキスイかわらUは耐久性が高いため、塗膜が剥がれたりすることはほどんどなく、瓦の上を歩くと簡単に割れてしまうということもありません。

ただし、アスベストが含まれているセキスイかわらUにも寿命があり、一般的なセメント瓦で30年くらいとされていますので、30年を過ぎたら葺き替えを検討してみても良いのではないでしょうか。

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