【2021年最新】屋根の色ランキング

様々な色の屋根が存在しており、その中で特に支持されているのがブラウン系です。

一言でブラウン系と言っても色濃いタイプと明るいタイプに分かれますが、どちらにおいても外壁の色に左右されずにお家全体を美しく纏めてくれます。

そのため、屋根の色を選ぶ時に無難な色を選定したいと考えている方はもちろん、和風と洋風の両方に対応できるので、選ばれる絶対数が多いです。

特に外壁をイエロー系やベージュ系などの暖色系にしたい方からの人気が高いです。

また、雨樋などの家を造る上で必要な部材にもブラウン系は必ずある色になるので、統一感を出したい方へおすすめです。

ブラウン系は木や土や大地などの自然を感じさせてくれるアースカラーの色です。

木造住宅や木のフローリングなどを見て落ち着いた気持ちになることもあるように温もりや居心地の良さといった安心感をくれ、周りにも馴染みやすい色です。

白や黒のようにどんな商品にもある定番色となっているブラウンですが、シック・モダン・アンティークといった伝統的といった印象や大人なイメージがあるので、落ち着いた安定した雰囲気を出すことができます。

合わせる色によって、柔軟に印象を変えることもできるので、おすすめな色になります。

グレー系は新築物件にて使用されることが多いですが、新築物件で選ばれる理由はグレーにすることによって洗練された印象が生み出せるからです。

しかも、黒ではなくグレーにすることによって太陽の光が強い夏になっても、太陽の熱によって室内が暑くなりにくく、1年間を通して過ごしやすいということも関係しています。

他にも、年月が経過して塗装したときより色が薄くなったり、汚れが付着しても目立ちにくいことが大きなメリットです。

黒は熱を吸収して部屋が暑くなるから嫌、でも白にすると汚れが目立つから嫌という方におすすめな色です。

また、グレーは黒と白を混ぜた色になるので、より黒に近づけたいならダークグレー、白に近付けたいならライトグレーなど、色の比率で変えることができるので、柔軟性が高い色になります。

グレーは、白と黒の中間にある色なので、無彩色と言われる色です。

控えめで上品さがある色でクールでスタイリッシュな印象を与えます。

一方で地味な印象も与えますが、他の色を引き立たせたり、色と色のギャップを緩和させる補色的な役割も果たしてくれる万能な色です。

苛立ちや疲れなどのストレスを和らげる効果もあり、室内のインテリアでグレーで揃える方もいらっしゃるようです。

グリーン系は、リフォーム時の塗り替えをするときに選ばれることが多いです。

屋根の色をグリーン系にするだけで簡単に爽やかな印象にさせられるのに加え、洋風の雰囲気を高めてくれるため、洋風の住宅に憧れを持っている方におすすめです。

グリーン系というと、葉っぱのような鮮やかなグリーンを想像する方が多いと思いますが、屋根に使うグリーンはモスグリーンのような深みのあるダークトーンの色が多いです。

グリーンは汚れも目立ちにくく、色のトーンを合わせる必要はありますが、外壁の色に左右されずにどのような色とも相性が良いです。

グリーンというと、木の葉っぱや森などが連想されると思います。

グリーンはアースカラーに分類され、人の気持ちを穏やかにしてくれたり、癒し・リラックス効果があります。

癒し効果があるため、インテリアとして緑を取り入れる方も多いのではないでしょうか。
また緑は青と黄色を混ぜた中間色になるため周辺の色と調和しやすい特徴も持っています。

そのため、色味（トーン）は気にした方がいいですが、屋根の色に使用しても問題なく周りと馴染んでくれます。

屋根の色を選ぶ時のポイントは３つあります。

屋根の色を決めるときに重要なのが、外壁との色のトーンを合わせることです。
例えば、この2つの画像ですが、どちらが統一感があるでしょうか？

①の方が統一感があり、②の方がメリハリがあると思います。

このようにトーンを合わせるだけで、違う色でも統一感がでます。
統一感がほしい方は、トーンを合わせるようにしましょう。

こちらの画像をご覧ください。どちらが明るく見えますか？

実は、この画像どちらも同じ色です。

人間の目は、面白いもので錯覚により、同じ色でも大きさによって色が違って見えます。

明るい色は面積が大きくなると、より明るく見えて、暗い色は面積が大きくなると、より暗く見えます。

そのため、実際に屋根に塗ってみたら思ってたイメージより明るかった！暗かった！となりやすいです。

そのようなイメージ違いをなくすために、色見本より明るい色なら少し暗めを、暗い色なら少し明るめを選ぶことをおすすめします。

従来は、色見本というパンフレットに小さく載ってる色を見て、決めてらっしゃる方が多かったと思います。

気に入った色見本の色を実際に塗装したお家の実例を見ても
「なんとなくこんな感じになるのね」とは分かっても、
うちとは家の形などが違うからイメージが湧きづらいという方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方のために現在では技術が発展して、お家の写真を撮り、その写真を使って実際にこのカラーを塗ったらこんなイメージになりますといったカラーシミュレーションもできます。
色見本で決めるより、完成形のイメージが簡単できるので、そのようなサービスを利用してみましょう。

その場合は、比較検討ができるように３パターンくらいお願いすると、よりイメージに近い色が見つかるでしょう。

ただ、やはり仮想で作っているものなので、実際にやってみたら・・という多少の誤差があることは念頭において利用した方が良いでしょう。

今回は、屋根の色の選び方やランキングを紹介しました。

洋服でもデザインでもお家の色でもなんでもそうですが、色には基本の考え方があります。

ベースカラー（全体の50%以上）・アソートカラー（全体の30%くらい）・アクセントカラー（全体の10％）という３色でまとめること。

住宅でいうなら、ベースカラーが外壁・アソートカラーが屋根・アクセントカラーがその他の雨樋やドア、破風板などの部分となります。

色は何色でも構いません。ただ、色のトーンは同じにすること。これだけでかなり統一感のあるまとまった印象になります。

逆にシンプルな仕上がりにしたいと思ったときに外壁と屋根の色を同じ色にしたいと考えることは、珍しいことではないですが、全てを同じ色にしてしまうとメリハリがないのっぺりとした印象になってしまいます。

そのため、同系色でまとめたい場合は、同じ黒でも色の明るさや彩度を変える事によりシックで洗練されたお家になりますのでご参考にしていただけると幸いです。