2種ケレンとは？2種があるなら他にも種類があるの？

塗料を塗る前の塗装面をきれいにするための作業の一つで、戸建て住宅でよく使われるケレン作業になります。

サビが発生している面積が30%以上の場合にディスクサンダーやパワーブラシといった電動工具を使って、サビや旧塗膜を削って除去します。

電動工具が使えない場所は、手作業で行います。

一般的な費用相場は、1500~2000円/㎡くらいとなります。

ケレンを行うと、塗装面がきれいに整えられることで仕上がりがきれいになります。

また、ケレンによって細かいキズをつけられることで、密着度が高まり、塗料の効果を発揮させることができます。

2種ケレン以外にも「1種ケレン／3種ケレン／4種ケレン」があります。

一般的な戸建て住宅の場合は、2種ケレン・3種ケレン・4種ケレンの中から場所に応じて使い分けられています。

それぞれの種類についてご紹介します。

4種類の中でケレンの効果が高い種類になります。

劣化が激しい場合に採用され、研磨剤を圧縮した空気で吹き付けて表面を磨くブラスト法や剥離剤という特殊な薬品を使って作業をします。

ブラスト法は、粉塵が飛んだり、騒音が大きいなど周辺への影響が大きいです。

そのため、一般の戸建て住宅では使用されることは、ほとんどありません。

一般の戸建て住宅で最も採用されている方法になります。

サビが発生している面積が30%未満～5%程度の場合にワイヤーブラシ、スクレパー、やすりなどを使ってサビや旧塗膜を削って除去します。

1種ケレンや2種ケレンと違うところは、旧塗膜のうちしっかり密着しているものは残すというところです。

このように密着が十分で、上から新しい塗料を塗っても支障のない塗膜を「活膜」といい、ヒビ割れたり膨れたりと防錆機能が失われた塗膜を「死膜」と呼んでいます。

4種類の中で一番軽微なケレンになり、サビや汚れが少ないときに採用されている方法になります。

紙ヤスリや研磨スポンジ、ワイヤーブラシなどを使って、活膜は残し、サビなどが発生している箇所のみ除去します。

塗装面にキズをつけて、密着度を良くする目荒らしが目的のなる場合が多いです。

・2種ケレンは、サビの発生面積が30％以上の場合に電動工具を使用し、除去する方法
・一般的な費用相場は、1500~2000円/㎡くらい
・2種ケレン以外にも「1種ケレン／3種ケレン／4種ケレン」がある
・一般的な戸建て住宅で使われるのは「2種ケレン／3種ケレン／4種ケレン」のどれか