crossorigin="anonymous"> 片流れ屋根は雨漏りしやすい? | 屋根修理のことなら|屋根修理コム

片流れ屋根は雨漏りしやすい?

この記事の目次

雨漏りしやすい屋根は?

一般的に雨漏りしやすいと言われているのは、寄棟屋根などの棟が多くある屋根複雑な形状をしている屋根が雨漏りのリスクが高いとされています。

その理由として、雨漏りの原因のほとんどが屋根材と屋根材の継ぎ目部分や屋根と外壁の継ぎ目部分だからです。

例えば、屋根材と屋根材の継ぎ目部分はスレートやガルバリウム鋼板であれば棟板金・瓦であればのし瓦と冠瓦を被せて雨水が入らないようにしていますが、この部分は風の影響を受けやすいところでもあります。

そのため、棟板金の釘が外れかかっていたり、棟板金が浮いたり、グラつくことがあります。

そうすると、雨水が侵入しやすくなってしまい、屋根と屋根の継ぎ目から内部へ雨水が入ってしまいます。

一方で片流れ屋根は?

見て分かる通り、屋根の継ぎ目となる部分がありません。

継ぎ目がないのであれば、雨漏りのリスクはほぼ無いに等しいのではないかと思った人もいるでしょう。

しかし、瑕疵保険会社の調査で雨漏り事故の75%以上が片流れ屋根だったということが分かりました。

雨漏りがしやすい箇所は、屋根の頂点の部分です。

雨漏りのメカニズムは、雨が降った時に雨が屋根の頂点に当たります。

多くの雨水は、傾斜になっている屋根面を流れ、雨樋に入りますが、一部、屋根面ではない反対側に流れます。

その反対側に流れた雨水は破風板の隙間や軒天と壁の隙間に入ってしまいます。

雨が降る度、このメカニズムが発生し、蓄積され、最終的に雨漏りとして表面化されるのです。

他にもケラバ部分に砂や埃が溜まり、そこに雨が降ると砂や埃などに本来流したい方向に流すことが出来ず、思わぬ方向に溢れ出てしまうこともあります。

改善方法はある?

このような状態を改善するためには、内部に雨水が侵入しないよう対策する必要があります。

その方法は、シンプルに侵入する隙間を塞いてしまうことです。

塞ぐだけなら、シーリングで塞いでしまうという手もありますが、この場合10年ごとにシーリングを打ち替えなければなりません。

それよりもっといい方法が透湿ルーフィングで破風板の隙間などを覆ってしまうことです。

透湿ルーフィングは、主にプラスチック系の材料で作られている防水性と透湿性があるシートです。

これを隙間に覆ってしまうことで、雨水を通さず、湿気は逃すことができるので、雨漏り防止にぴったりです。

ケラバ部分はシール材付ケラバ水切りというものがあり、これを設置することによって、砂や埃が溜まることを防いでくれます。

まとめ

雨漏りのリスクが高い片流れ屋根ですが、このように対策方法を知り、しっかりと対策をすれば、快適に長く暮らせるお家になります。

もし、今、片流れ屋根で雨漏りに悩んでいて、一刻も早く解決したいという方は上記に書いたことを業者へ相談してみてください!

お問い合わせ

屋根修理コムでは、「お見積りをもらったけれど適正価格かどうか調べたい」「屋根修理にどのくらい費用かかるのか相談したい」など中立な立場から査定・ご提案させていただきます。