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今、平板瓦を選ぶ人が増えているわけ

この記事の目次

平板の瓦を選ぶわけ

瓦屋根には根強い人気がありますが、近年は平板瓦(へいばんかわら)という洋風の粘土瓦を選ぶ人が増えています。

特徴としては、形状が角ばっていることや従来の瓦のような山と谷のデコボコがなく、平面的なことが挙げられます。

フラットな形なので、頭文字を取ってF形瓦とも呼ばれています。

モダンでデザイン性にも優れており、並びに規則性があって仕がりが綺麗なことから、今、平板瓦を選ぶ人が増えているのも頷けます。

伝統的や日本家屋だけでなく、洋風の住宅にもマッチするデザインなので、どんな住宅の形でも合いやすいというのも人気の理由だと考えられます。

洋風の住宅を格好良く仕上げたい場合に最適です。

また、F形の軽量防災瓦であれば太陽光パネルの設置可能です。

太陽光パネルは平面以外だと設置しにくいのと、太陽光パネル自体も重いので、どうしても瓦屋根にしたくて、太陽光パネルも設置したい場合は、軽量化されているF形の軽量防災瓦がオススメです。

更に防災性が高められていたり、従来の瓦であれば一坪53枚使用していましたが、F形の場合は一坪40枚程度で、屋根に設置する瓦の枚数が少なく済みます。

つまり施工費用が抑えられる上に、工期が短縮できて防災性が得られますから、選ばない理由はないわけです。
似たような言葉で平瓦というものがありますが、これはお寺や神社に昔から使われている瓦の一種です。 平板瓦とは全く違うものになりますので、ご注意ください。

平板瓦の重さ

ここで勘違いしやすいのが、屋根に設置する枚数が少ないから、総重量が軽くなると思われていることです。

正直いってしまうと、そこまで大差はありません。なぜなら、平板瓦の場合、一枚が大きく、重いからです。

一般的な瓦で約2.6~2.7kgくらいですが、平板瓦は一枚の瓦で約3.5〜3.7kgです。

単純計算してみるとこのようになります。
★一般的な瓦 ( 一坪あたりでの計算 )
2.6kg × 53枚 =137.8kg

★平板瓦( 一坪あたりでの計算 )
3.5kg × 40枚 =140kg
約3kgくらいの差があります。大体、新生児の体重くらいの重さです。

これを「たった3kg」と思うか、「3kgも違うの!?」思うかは、個人の見解にお任せします。

他にも通気性や屋根の断熱性など気になる部分はありますが、総合的に見て平板瓦は魅力的といえます。

おすすめの平板瓦

スーパートライ110 タイプI (株式会社 鶴弥)
https://www.try110.com/product/kawara/type1/
防災瓦で豊富なカラーバリエーションが嬉しい平板瓦です。
気になる耐震性も三次元振動台にて試験を実施し、阪神大震災の地震波においても瓦のズレ、破損、脱落はなく震度7クラスの地震でも脱落しないことが証明されています。
イーグルエクサ(マルスギ株式会社)
http://www.marusugi.co.jp/pro/exa.shtml
2.5寸勾配まで対応した防災平板瓦で複雑な形状の屋根にも対応が可能です。クリアマットというカラーには、遮熱対応されており、紫外線を50%も反射し、熱の発生を抑えてくれます。
セラムFシリーズ (新東株式会社)
http://www.shintokawara.co.jp/product/01/
太陽光パネルを安全に施工できる同質支持瓦があり、太陽光パネルの設置を検討している方におすすめしたい平版瓦です。その他にも CERAM-F2、CERAM-F3、CERAM-F FLATなど同シリーズの種類も豊富です。
ローマンLL40 Hyper-Z (栄四郎瓦株式会社)
http://www.eishiro.co.jp/products/ll40/index.html
高級感のある平板瓦です。あらゆる建物にマッチする落ち着いたカラーに加え、現代風に「和」の風合いで個性を演出するプレミアムな銀いぶし色もあります。

その他の瓦の種類

M形瓦
M形は山のような盛り上がりが2つあり、その形が”M”に見えるためM形瓦と呼ばれています。
ヨーロッパで古くから使われており、ヨーロッパのようなお家に憧れを抱いている方へおすすめな瓦です。
S形瓦
S形は瓦を切ったときの断面が緩いS字カーブを描いている洋瓦のことです。
一説では、スペインからきたのでSpanish頭文字のSから名前をつけたとも言われています。
暖色系の色合いとの組み合わせがとても素敵な瓦です。
J形瓦
J形は和瓦や日本瓦と呼ばれるもので、Japan頭文字のJからJ形瓦と呼ばれています。
日本に昔からある陶器瓦で和風との相性が良い瓦です。
緩やかなカーブが特徴で、古風なお家にしたい方に向いています。

まとめ

今回は平板瓦を選ぶわけについて、書きましたがいかがだったでしょうか?

2022年には、ガイドライン工法義務化され、地震に強い工法の確立や普及も相まって、地震に弱い瓦のイメージは変わりつつあります。

伝統を守るだけでなく、時代の流れに合わせて進化させた格好ですから、注目を集めるのは当然ですし、選ぶ人が少なくないのも納得です。

和風の住宅でなければ瓦は似合わないというのは過去のイメージですし、これからは洋風でも検討できる時代です。

重視する目的に合わせて機能性でも選べるので、単純に選択肢が豊富なことも魅力の1つです。

デザインや価格に耐久性と、何を重視するかによって候補が絞り込めますから、悩みにくいのもメリットとなるでしょう。

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