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破風とは?素材、補修方法まで全て教えます!

この記事の目次

破風はどこにある?

破風は切妻屋根の先端部分を指します。破風を隠すために使われる板は、破風板と呼ばれています。

破風板がある面が妻側で昔の家は木材が主流でしたが、現在は金属系や窯業系の破風板が主流です。

屋根は上から吹いてくる風には強いですが、下や横から吹き上げてくる風には弱くなります。

破風板は風から家を守り、下や横から吹き上げてくる風が屋根裏にはいるのを防いでくれます。

内部を隠して見た目の美しさを保つのも役割のひとつで、防火効果も期待できます。

住宅の火災は下から上に燃えるのが特徴で、破風板に耐火性の高い素材を追加すると屋根裏に火が回るスピードを遅らせることができるので安全性が高まります。

メンテナンス

破風は、「風」を「破」ると書くように、他の箇所よりも風の影響を受けやすいため、劣化しやすい部分でもあります。

色褪せや塗装の剥がれが目立つ場合は再塗装をすることで、見栄えが良くなります。

だたし、防火性が高まることはないため、あくまで見栄えを良くするために塗装をすると考えた方が良いでしょう。

既存の破風板が木材の場合は、金属巻きといって、既存の破風板の上に金属を巻き付けて耐久性や防火性を向上させる施工方法があります。

破風板に使われる素材

破風板に使われる素材の種類は木材系と窯業(ようぎょう)系、金属系の3種類です。
屋根や外壁に比べると破風板の木材は劣化しやすく外壁よりも先に見栄えが悪くなるので、金属系や窯業系の破風板を選ぶ家庭が増えています。
  木材  
以前は、木材が主流でしたが、外壁より先に劣化してしまい、美観が損なわれることや防火性が低さが要因となって現在ではほとんど使われていません
木材に塗装する場合は、木材の性質上、塗装が剥がれたり膨れたりするため、通気性の高い塗料が使われます。
  窯業系  
破風板に使われる窯業系の主成分吸水性が高いセメントやセラミックスなど複合材です。
重量はありますが、耐久性・耐火性・化粧性(見栄え)に優れています
窯業とは、非金属原料を熱処理して製造するものの総称で、窯を使用して製造するため、窯業と呼ばれています。
  金属系  
金属系の中で最も使われているのがガルバリウム鋼板です。
耐久性・化粧性が高い素材ですが、金属なので錆には注意が必要になります。
金属の場合、火災のときに熱で変形してしまいますが、木材よりは耐火性が高いため、燃えることはありません。

破風の補修方法

■ 塗装
劣化が少ない場合は、塗装で補修をします。
木材・窯業系・金属系問わず塗装することができます。
耐久性と見栄えが良くなりますが、防火性の向上は期待しない方が良いでしょう。
【手順】
① 下地の補修と劣化部分を剥がします。
② 下塗りをします。下塗りをすることで、塗料を剥がれにくくします。
③ 塗膜を厚くするためと塗りムラをなくすために中塗りをします。
④ 上塗り(仕上げ塗り)をします。
■ 金属巻き
既存の破風板(木材)に金属のガルバリウム鋼板を重ねて包む施工方法です。
塗装をするより、防火性が高まるため、最も多い補修方法です。
【手順】
① ガルバリウム鋼板を既存の破風板のサイズに合わせて切ります。
② 切り終わったら、カルバリウム鋼板を折り曲げて、破風板に巻き付けて、ビス留めします。
③ スキマや破風板の接続部分などをコーキングで埋めます。
■ 交換
劣化が激しい場合には交換する必要があります。
窯業系の破風板を使うことをおすすめします。
【手順】
① ガルバリウム鋼板を既存の破風板のサイズに合わせて切ります。
② 切り終わったら、カルバリウム鋼板を折り曲げて、破風板に巻き付けて、ビス留めします。
③ スキマや破風板の接続部分などをコーキングで埋めます。

まとめ

  • 破風は、切妻屋根の先端部分を指す
  • 破風板に使われる素材の種類は木材系と窯業系、金属系の3種類ある
  • 破風の補修方法には【塗装/金属巻き/交換】がある
  • 塗装は、耐久性と見栄えが良くなりますが、防火性の向上はしないので注意!

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