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FRP防水とは?構造や施工手順も紹介

この記事の目次

FRP防水とは

FRP防水とは、1970年代初期に開発されたFRPというガラスマットを使った防水工法のひとつで、ベランダやバルコニーで採用されています。

FRPとは、繊維強化プラスチックス(Fiber Reinforceed Plastics)の略称で、お風呂の湯船や車のボンネットにも使われています。

防水性・軽さ・強度が求められるものに使用されている素材です。

相場は5,000円~7,000円/㎡くらいで、工期も1日〜2日と他の防水工法に比べて早いです。

そのため、少し高くても工期が早くて、強度があるものを求めている方におすすめの防水工法です。

FRP防水の構造

FRP防水の構造はこのようになっています。
下地 + プライマー + ポリエステル樹脂 + ガラスマット(1PLYまたは2PLY) + ポリエステル樹脂 + トップコート
1PLYはワンプライ、2PLYはツープライと呼び、PLYの前に付いている数字は何枚ガラスマットを重ねているかということになります。

そのため、1PLYは1枚のガラスマットを使用しており、2PLYは2枚のガラスマットを使用しているということになります。

各業者によって、1PLYか2PLYかは変わってきますが、JASS8(建築工事標準仕様書)では2PLYを採用しています。

FRP防水の施工手順

施工の手順はこのようになっています。
高圧洗浄 ▶︎ プライマー塗布 ▶︎ 下塗り ▶︎ ガラスマットを敷く ▶︎ 中塗り ▶︎ アセトン拭き ▶︎ トップコート
ガラスマットは、粘着性のない繊維質の白いシートになるため、樹脂が接着剤の代わりになります。

そのため「ガラスマットを敷く」工程では、再度ポリエステル樹脂を塗ってから、ガラスマットを敷いて、樹脂を塗ります。

その後、脱泡ローラーで空気を抜きます。

この作業がとても重要で、気泡が残るとFRP防水層の膨れ・浮きが発生する可能性があります。

気泡が残らないようにしっかり空気を抜くことで、仕上がりが綺麗になります。

中塗りで再度、樹脂を塗って硬化させた後、研磨機を使用してFRPの表面を削って調整をします。

その後に油脂を除去するためにアセトンで拭いて、トップコートを塗って施工完了です。

まとめ

今回は、FRP防水について紹介しました。

FRP防水とは、FRPというガラスマットを使った防水工法のひとつで、ベランダやバルコニーにおすすめの施工方法です。

業者を選ぶ時には、施工実績がしっかりある業者を選んで依頼することをおすすめします。

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