ベランダ防水でおすすめのFRP防水の費用と施工方法とは？

ベランダの床にひび割れがあったり、なんとなく古くなってきた気がすると思い、この記事を見られている方も多いかと思います。

そんなベランダ防水のメンテナンスで悩まれている方におすすめしたいのが、FRP防水です。　

FRP防水とは、FRPと呼ばれるガラスマットを用いた防水工法で、継ぎ目のない綺麗な見た目としっかりとした固さを感じる床面になります。

FRPとは、繊維強化プラスチックス（Fiber Reinforceed Plastics）の略称です。

FPR防水工事を行う場合の費用は、約5,000円～7,000円/㎡になります。

ファミリー層の住宅のベランダ面積は40㎡くらいであることが多いので、工事費用は約20万円になります。

メンテナンスは、5年でトップコートの塗り替え・10年で全面張り替えが必要となります。

その他、ひび割れや剥がれ・膨れ・浮きなどの症状が現れたときに補修費用が発生します。

FRP防水は、車や人の出入りが激しい屋上駐車場にも使用されているほど、他の防水工法よりも耐荷重性・耐摩擦性に優れており、耐久性もあります。

そのため、洗濯物を干したりと日常的に人が歩く頻度が多いバルコニーやベランダに向いている防水工法です。

またFRPは、繊維強化プラスチックスという名の通り、プラスチックと同じくらい、とても軽量なので、住宅の土台に負荷をかけずに施工することができます。

他の防水工法では、硬化までに1日かかるようなものもありますが、FRP防水は、数時間待つだけで硬化されるので、大幅な工期の短縮が見込めます。

防水性は、お風呂の湯船に使われている素材なので、お墨付きといって良いでしょう。

一方で、性能が良い分、他の防水工法よりも費用が少し高くなります。

FRP防水の性質上、しっかりとした固い防水層を作る反面、木材の伸縮による影響なども受けて、ひび割れが発生しやすいため、木造住宅には向かないかもしれません。

施工中にシンナーよりも強い独特なスチレン臭が発生するため、臭いに敏感な方には向いていないかもしれません。

紫外線に弱い性質を持っているため、トップコートで表面を保護する必要があり、定期的なメンテナンスが必要となります。

今回はベランダ防水でおすすめなFRP防水について紹介しました。

最近、建てられた住宅のベランダやバルコニーで多く使われているのが、このFRP防水になります。

ベランダの防水工事で迷われている方は、FRP防水を検討に入れてみてはいかがでしょうか。