断熱塗料で人気のガイナとは？メリット・デメリットをご紹介！

ガイナとは、日進産業が開発・販売をしてる断熱塗料です。

2017年度の省エネ大賞「審査委員会特別賞」や板橋区製品技術大賞【環境賞】など数々の賞を受賞しています。

ガイナは、塗布するだけで断熱できるというJAXAの技術を応用して開発され、JAXA COSMODEの第1号商品となります。

仕組みは、主成分となる微細なセラミックビーズが塗装によって、多くの断熱層を作ることにより、優れた断熱効果と遮熱効果が得られます。

それにより「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な空間を作ることができます。

断熱と遮熱に優れているため、冷房や暖房に使うコストが抑えられ、温度差によって生じる結露も発生しにくくなります。

それ以外にもガイナを塗装すると、多くのセラミックビーズが隙間なく敷き詰められるので表面積が大きくなり、音を反射してくれます。

もし、音が反射されずに侵入してもセラミックビーズで音の振動を軽減して小さくしてくれるので、外の騒音を室内へ届かせないようにしてくれます。

耐用年数が15年と長く、ガイナは水性塗料のため「VOC」（揮発性有機化合物）の含有量が少なく、安全な塗料なので、室内の天井や壁の塗装にも使用できます。

さらにガイナには消臭と空気質改善機能があり、室内をガイナで塗装をすると、室内の水分を遠赤外線でマイナスイオン化してくれます。

そのマイナスイオン化した水分がホコリやチリなどと結合することによって、浮遊を抑えてくれるため、消臭効果と空気質改善効果が期待できます。

メリットにもあるように多機能で優秀な塗料なため、価格が高いことがデメリットになります。

色のバリエーションが少なく、明るい系統のものが多いので、黒色や紺色などの暗い色にしたい方へは、おすすめできません。

また、光沢も艶なしのみなので、光沢感のある屋根にしたい場合は、追加で光沢感出すための塗装することになるので、さらに費用が嵩みます。

ガイナは全て受注生産品となるので、納品されるまで時間がかかり、未開封でも3ヶ月しか保たないためストックができません。

そのため、早く工事をしてほしいという方にとっては、デメリットになるかもしれません。

今回は、断熱塗料で人気のガイナについて紹介しました。

ガイナは機能面や耐久性で優秀な断熱塗料なのは確かです。その分、価格も高いです。

正直なところ、住宅に使われている建材によって、効果が感じられたり、感じられなかったりと効果に差が発生します。

折角、高いお金を払うなら、効果を感じたいと思う方が多いと思いますので、きちんと業者と相談して決めることをおすすめします。