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アスファルト防水のメリットとデメリットは?

この記事の目次

アスファルト防水とは

アスファルト防水とは、合成繊維不織布にアスファルトを染み込ませたシートを貼り重ねて防水層を作る防水工法になります。

昔からある工法のため、実績が多く、信頼性もある工法になります。

主に学校やビル、マンションやアパートなどの広い屋上で採用されています。

また、層を重ねることで、水密性が高くなるため、様々な仕上がりにすることも可能です。

アスファルト防水のメリット

■ 耐用年数が長い
アスファルト防水の耐用年数は、施工の方法によって少し変わりますが、15年以上の耐久性があります。

その理由は、アスファルト防水の構造にあります。

アスファルト防水の構造は、溶解(液体化)したアスファルトの上にアスファルトを染み込ませたシートを乗せて貼っていくという工程を何度も行い、厚みのある防水層を作っています。

何層にも重ねることにより、耐荷重性と水密性(水が洩れない)が高まって、耐用年数が長くなります。
■ 緑化することもできる
陸屋根やマンションなどの屋上がある建物は、構造上、天井との空間がないため、屋上に当たる直射日光の影響を受けます。

そのため、熱が室内にまで届きやすく、室内が暑くなる傾向がありますが、その解消法として屋上を緑化する方法があります。

実際、商業施設などで屋上に木が植えられていたり、屋上で菜園をされていたりしますが、あのように屋上を緑化するためには、しっかりとした防水施工がされていないと実現が難しいです。

その点、アスファルト防水は、厚みがある防水層なので防水性も高く、仕上げを変えることができるので屋上を緑化させたい人に向いています。
■ 信頼性が高い
アスファルトは油の一種です。油は、ご存知の通り、水をはじきますので、防水性能に優れているということは一目瞭然でしょう。

その防水性能の高さから様々な屋根に採用されているので、実績やノウハウも多くあり、国土交通省などの仕様書にも採用されています。

また、一説によるとノアの方舟もアスファルト防水だったそうです。

< 詳しく知りたい人はこちら >
~ルーフネットの仮説~ 最古の屋根防水はノアの方舟

アスファルト防水のデメリット

■ 施工時の臭い
アスファルト防水は、ガスバーナーなど熱を使って施工する方法があり、その時に煙や独特な臭いが発生します。

そのため、周囲からの苦情がくる可能性があります。

臭いが少ない施工方法もありますので、業者に相談してみましょう。
■ 場所の制限などの条件が厳しい
アスファルト防水は、複雑な場所や狭い場所での施工に向きません

そのため、ベランダやバルコニーの防水には不向きのため、ウレタン防水などの他の防水工法がいいでしょう。

屋上の場合も形状や広さによって、施工できない場合もあるため、良くも悪くも場所を選んでしまう防水工法です。

まとめ

今回は、アスファルト防水について紹介しました。

アスファルト防水は昔からある防水工法で、実績・ノウハウ・防水性など信頼が高い工法です。

その分、技術力が非常に必要な工法になるため、業者の選定は慎重に行いましょう。

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