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アスファルト防水の冷工法とは?

この記事の目次

冷工法(常温粘着工法)とは

アスファルト防水には3つの施工方法があり、その1つが「冷工法」で正式には、常温粘着工法といいます。

他にも「熱工法」「トーチ工法」がありますが、冷工法はアスファルト防水の中で最も安全で環境に優しい工法になります。

冷工法の特徴としては、熱を使わずにルーフィング を貼り付けられることです。

他の2つは熱でアスファルトを溶かして接着しますが、冷工法は裏面に接着材がついた改質アスファルトルーフィングを貼り付けるので、冷工法(常温粘着工法)と名前がついています。

熱を使わないので、火災や職人のヤケドなどの心配もなく、安心安全に施工ができ、熱工法やトーチ工法で発生する独特な臭いもないので、住宅地などの密集した場所での施工も可能になります。

ただし、熱工法やトーチ工法と比較すると密着度が低くなってしまうため、防水性能は低めになります。

それでも他のウレタン防水やFRP防水に比べると、防水性能が高く、耐用年数も長いので、十分に防水効果を発揮してくれます。

用途に合わせて、1層目がを冷工法・2層目をトーチ工法と組み合わせたり、しっかりと密着させたい部分だけ熱工法で接着したりなど、冷工法が生み出されてアスファルト防水の施工方法の幅が広がりました。

費用と工期

費用や工期は、施工場所の広さによって変わってきます。

アスファルト防水の費用相場は約5,500~8,000円/㎡になります。

工期は、約1週間〜2週間を目安として考えた方がいいでしょう。

施工方法

アスファルト防水の冷工法(常温粘着工法)の施工方法について、簡単にご紹介します。
  • 下地の清掃をし、下地が乾燥していることを確認後、プライマーの塗布をします。
  • 粘着付き改質アスファルトルーフィングを貼り付けます。
  • 密着度を上げるため、ローラーで圧力をかけながら、しっかり密着させます。
  • 2層目は1層目の継ぎ目と重ならないようにズラして貼り付けます。
  • シートとシートの継ぎ目部分をアスファルト系のシール材を塗布して、均します。
  • 最後に要望に合わせた仕上げ処理を行って完成です。

まとめ

今回は、アスファルト防水の冷工法(常温粘着工法)について紹介しました。

冷工法は、他のアスファルト防水の工法に比べると、防水性能が劣りますが、安全性や環境に配慮したことを重点に置く現代に適した工法になります。

用途に合わせて、組み合わせる複合工法も可能なので、何か要望がある場合は遠慮なく業者に伝えてみるといいかもしれません。

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